ケレン作業の種類を徹底解説|1種から4種の違いと選び方のポイント
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戸田市で外壁や屋根の塗り替えを検討し始めると、見積書に並ぶ「ケレン」の文字に戸惑う方は少なくありません。
ケレンは塗料の密着を左右する下地調整で、劣化の程度によって1種から4種まで作業内容が分かれ、費用も変わってきます。種類ごとの違いや使う工具、部位別の進め方、費用の考え方を押さえておくと、業者への相談や見積書の確認が進めやすくなります。
1. ケレンとは?塗装工事で行う下地の作業とその役割
1.1 ケレンが塗装の仕上がりと持ちを左右する理由
ケレン作業は、塗装の仕上がりと塗膜の持ちを大きく左右する下地調整です。
古い塗膜やサビ、汚れが残ったまま塗り重ねても、新しい塗料は下地にしっかり食いつきません。表面を整えて密着の土台をつくる工程が、ケレンにあたります。
塗料は、下地との接着面が滑らかで清潔なほど本来の性能を発揮します。逆にサビや浮いた塗膜が残っていると、その上に塗った塗料ごと剥がれてしまいます。
ケレンの丁寧さが、塗装後の耐久年数を左右する起点になります。
見た目だけでなく、防水や防サビといった機能面にも直結する工程です。塗装の品質を見極めたい方ほど、塗料のグレードと同じくらいケレンの内容に目を向けておく価値があります。
1.2 ケレン作業を省いた場合に起こりやすいこと
ケレンを省いたり簡略化したりすると、塗装後まもなくトラブルが表面化しやすくなります。
下地の付着力が確保できないためで、代表的な症状は次のとおりです。
塗膜の早期剥がれ
塗膜の膨れやふくれ
サビの再発と進行
色ムラや光沢の低下
これらは数年で表れることもあり、再塗装や補修で余計な費用がかかりかねません。せっかく上位グレードの塗料を選んでも、下地処理が不十分だと性能を活かしきれない結果になりがちです。
塗料選びに気を配る方ほど、その前段のケレンにも目を向けておきたいところです。
1.3 下地の状態でケレン作業の内容が変わる仕組み
ケレンの作業内容は、下地の劣化状態に応じて変わります。サビや旧塗膜がどの程度残っているかで、必要な除去のレベルが決まるためです。軽い汚れだけの面と、広範囲にサビが出た面では、同じ塗装でも下処理の手間が大きく異なります。
たとえば前回塗装から日が浅い鉄部なら軽い目荒しで足りる一方、サビが全体に広がった面では素地まで露出させる作業が求められます。この違いを段階で整理したものが、次に述べる1種から4種の区分です。
つまりケレンは一律の作業ではなく、状態を見極めてから内容を決める工程なのです。診断で下地を確認しないまま種類を決めると、過不足のある処理になりやすい点に注意が必要です。
2. ケレンの種類は4つ|1種から4種の違い
2.1 1種ケレンの作業内容と適したケース
1種ケレンは、サビや古い塗膜をほぼ完全に取り除き、鋼材の素地を露出させる方法です。サンドブラストやショットブラストなどのブラスト法を使い、研削材を高圧で吹き付けて表面を清浄化します。ブラスト処理によってサビや旧塗膜などを除去し、鋼材表面を高い清浄度に整える方法です。
除去レベルが最も高いため、橋梁やプラント、重防食が必要な鉄骨など、過酷な環境の構造物で採用されることが多い方法です。一般的な戸建住宅の外壁や屋根で用いられる場面は限られます。
高い下地精度を得られる一方、専用設備と広い作業スペースを要します。住宅塗装では、後述する3種や4種が中心になります。
補足として、公的機関では次のように案内されています。
公的機関の情報 「公的機関の資料では、ケレンは1種から4種の4種類に分類され、このうち1種ケレンはブラスト処理工法が標準とされています。また、この作業は設備の整った工場で行われるのが主流と説明されています。」 出典: www.dc.ogb.go.jp |
2.2 2種ケレンの作業内容と使われる場面
2種ケレンは、ディスクサンダーやワイヤーホイールといった電動工具を主に使い、サビや旧塗膜を除去する方法です。サビが広範囲に及ぶ状態で選ばれ、広範囲にサビが発生し、動力工具による除去が必要な劣化状態で選ばれる方法です。
ブラストほど大がかりな設備は使わず、動力工具で効率よく素地を整えます。1種に近い仕上がりを、より扱いやすい手段で狙う位置づけです。工場の鉄骨や年数の経った鉄部など、サビが目立つ現場で用いられます。
住宅塗装では、これほど広範囲のサビが出ているケースは多くありません。ただし劣化の見落としを防ぐには、事前の診断でサビの範囲を正しく把握しておくことが欠かせません。
2.3 3種ケレンの作業内容とA・B・Cの区分
3種ケレンは、密着している古い塗膜(活膜)は残し、剥がれや浮きのある塗膜(死膜)だけを除去する方法です。動力工具と手工具を併用し、一般住宅の外壁・屋根では、この3種が最も多く使われます。サビや塗膜異常の面積によって、次のA・B・Cに分かれます。
3種A・B・Cは、サビや塗膜劣化の程度によって細かく分類されます。劣化範囲が広いほど、除去作業の範囲や手間が増えます。
同じ3種でも、劣化の進み具合で手間が変わります。診断でどの区分に近いかを把握すると、作業量と費用の見当がつけやすくなります。
2.4 4種ケレンの作業内容と対象となる状態
4種ケレンは、サビや汚れがほとんどない下地に対して、軽い目荒しや清掃で仕上げる方法です。サンドペーパーやワイヤーブラシで表面を軽く研磨し、塗料が食いつきやすい状態に整えます。除去というより、密着を助けるための下ごしらえに近い作業です。
対象となるのは、前回の塗装から年数が浅い面や、劣化がごく軽微な外壁・屋根です。新しい塗膜の上に塗り重ねる場合でも、この軽いケレンで表面を整えてから塗装します。
作業自体は軽度でも、省くと密着不良の原因になります。状態が良い下地ほど「そのまま塗れる」と誤解されやすい点には、注意しておきたいところです。
2.5 種類ごとの除去範囲と使い分けの目安
1種から4種までの違いを、使う工具・除去の程度・対象となる状態で並べると、使い分けの目安がつかみやすくなります。下の表に要点を整理します。
種類 | 主な工具・工法 | 除去の程度 | 対象となる状態 |
|---|---|---|---|
1種 | ブラスト法 | サビ・旧塗膜をほぼ完全除去 | サビが著しい重防食向け |
2種 | 電動工具 | 広範囲のサビを除去 | サビが30%以上に及ぶ面 |
3種 | 動力工具+手工具 | 死膜のみ除去し活膜は残す | 一般住宅の外壁・屋根 |
4種 | 手工具中心 | 軽い目荒し・清掃 | 劣化がごく軽微な面 |
住宅塗装では3種と4種が中心で、1種や2種は劣化が激しい鉄部で検討されます。自宅がどの区分に当てはまるかは、実際の下地を診断してもらうと判断しやすくなります。
3. ケレン作業で使う主な工具と種類ごとの使い分け
3.1 手工具を使うケレン作業に用いる道具
手工具を使うケレンは、電源や大型設備がなくても行える基本の作業です。
細かい部分やサビの軽い箇所で活躍し、主に次のような道具を使います。
ワイヤーブラシ
スクレーパー
サンドペーパー
皮スキ(ケレン棒)
手作業のため広い面には時間がかかりますが、入り組んだ部位や電動工具が届かない箇所を丁寧に処理できます。
動力工具と組み合わせ、仕上げや細部の調整に使われる場面が多くなります。手間はかかるものの、細かな配慮が仕上がりの差につながる工程です。
3.2 動力工具を使うケレン作業の進め方
動力工具を使うケレンは、電動の回転力でサビや旧塗膜を効率よく除去する進め方です。ディスクサンダーやディスクグラインダーに研磨ディスクやワイヤーホイールを取り付け、広い面を短時間で素地調整します。手工具に比べ、作業スピードと均一さの点で有利です。
実際に、SNS上でも工具選びについて次のような声が見られます。
一方で、削りすぎや火花、粉塵への配慮が欠かせません。回転工具は下地を傷めやすく、力の入れ方や当てる角度に慣れが求められます。
住宅現場では、2種・3種ケレンの主力としてこの動力工具が使われます。広い面は動力工具、細部は手工具と役割を分けるのが一般的な進め方です。
3.3 ブラスト法によるケレンの特徴
ブラスト法は、研削材を圧縮空気などで高速に吹き付け、サビや旧塗膜を一気に除去する工法です。1種ケレンで用いられ、手工具や動力工具では届きにくい精度で素地を露出させます。
特徴を整理すると次のとおりです。
広範囲を短時間で処理できる
素地まで高い清浄度で仕上がる
複雑な形状の鉄部にも対応しやすい
専用設備と養生が必要になる
補足として、公的機関では次のように案内されています。
公的機関の情報 「公的機関の資料では、ブラスト工法は研削材を高速で旧塗膜面に吹き付けることで、旧塗膜をサビごと除去し、良好な素地を得られる工法として紹介されています。」 出典: www.pwri.go.jp |
高い下地精度を得られる反面、粉塵や研削材の飛散対策が前提となります。住宅よりも、橋梁や鉄骨など大型構造物の重防食で採用される工法です。戸建住宅の塗り替えで見かける機会は多くありません。
4. 部位や素材で変わるケレン作業の進め方
4.1 鉄部のサビに対するケレン作業のポイント
鉄部のケレンは、サビの範囲と深さを見極めることから始まります。放置するとサビは内部へ進行し、塗り替えても再発しやすくなるためです。
作業の要点は次のとおりです。
サビの範囲と進行度の確認
浮きサビ・旧塗膜の除去
素地の清掃と油分の除去
サビ止め下塗り材の選定
とくに下塗り材の選定は、防サビの持ちを左右します。サビを除去したらできるだけ早く下塗りを行い、再発を防ぐことが大切です。鉄部は劣化が早い部位のため、点検の段階で状態を確認しておくと、あとの負担を抑えやすくなります。
4.2 屋根や折板でのケレン作業で気をつけること
金属折板屋根のケレンは、下地の状態を確認しながら進めるのが基本です。折板屋根は勾配や凹凸があり、雨水がたまりやすい部分からサビが出やすいためです。まずはサビや旧塗膜の状態を部位ごとに把握します。
ボルト周りや重なり部、水切り付近はサビが進みやすく、手工具での丁寧な処理が求められます。広い平面は動力工具、細部は手工具と使い分けると、ムラのない下地に整いやすくなります。
実際に、こうした金属面の手作業ケレンの様子はネット上でも共有されています。
高所作業になるため、安全確保と足元の養生も欠かせません。屋根は普段目が届きにくく、気づいた時にはサビが広がっていた場合もあります。定期的な点検で早めに状態を把握しておくと、ケレンの負担も抑えやすくなります。
4.3 外壁の状態に合わせたケレンの種類の選び方
外壁のケレンは、劣化の程度に合わせて種類を選ぶのが基本の考え方です。鉄部などの塗装面では、劣化状態に応じて4種相当の軽い下地処理を行う場合があります。同じ住宅でも、部位ごとに劣化の差が出ます。
日当たりや雨がかりの多い面は劣化が早く、北面や庇の下は比較的緩やかに進みがちです。面ごとに状態を見極めて種類を選ぶことで、過不足のない下地処理につながります。戸田市周辺で塗り替えを検討する際は、地域の塗装専門店に下地を確認してもらうと、判断材料がそろいやすくなります。
自己判断で一律に決めると、必要な処理を省いたり、逆に手をかけすぎたりしがちです。まずは現状を正しく把握することが、種類選びの出発点になります。
5. ケレン作業の注意点と費用の考え方
5.1 ケレン作業中の粉塵やもらいサビへの対策
ケレン作業では、粉塵の飛散ともらいサビへの対策が欠かせません。削りカスやサビ粉が周囲に飛ぶと、近隣や自宅の別の部位を汚す原因になるためです。
主な対策は次のとおりです。
養生シートによる飛散防止
こまめな清掃と粉塵の回収
鉄粉の付着によるもらいサビの予防
作業者の防塵マスク・保護メガネの着用
もらいサビは、飛んだ鉄粉が外壁などに付着して起こるサビです。放置すると新たなサビの起点になりかねません。作業中の養生と後片付けが行き届いているかは、業者の丁寧さを見るひとつの目安になります。
5.2 見積書でケレン作業の記載を確認する視点
見積書を確認するときは、ケレンの種類と範囲が明記されているかに注目します。「下地処理一式」とだけ書かれていると、どの程度の作業が含まれるのか判断できないためです。種類や施工面積が具体的に記載されていれば、内容を比較しやすくなります。
たとえば「3種ケレン」「鉄部ケレン◯㎡」のように、種類と数量が分かれていると確認しやすくなります。複数社で見積もりを取る際も、この記載があるとサビへの対応方針を横並びで比べられます。
金額の安さだけで選ぶと、下地処理が簡略化されている場合があります。ケレンの記載が具体的かどうかは、見積書を読み解くうえで確認しておきたい視点です。
5.3 ケレンの種類で費用が変わる理由
ケレンの費用は、作業にかかる手間と、使う工具や設備が種類ごとに異なるため、種類によって差が出ます。除去率の高い作業ほど時間と技術を要し、その分が費用に反映されます。
手工具中心の4種に比べ、動力工具を使う2種・3種は手間が増えます。
ブラストを用いる1種は専用設備が必要で、住宅ではあまり用いられません。同じ塗装でも、下地の劣化が進んでいるほどケレンの比重が大きくなります。
費用の高い安いだけでなく、下地の状態に見合った種類が選ばれているかが判断の軸になります。安さの裏で必要な処理が省かれていないか、内容とあわせて確認しておくと、納得して依頼しやすくなります。
6. 戸田市で外壁・屋根塗装のケレン作業を相談できる美増の特徴
6.1 ていねいなケレン作業を重視したい人に向く点
外壁や屋根の塗り替えでは、塗料選びに目が向きがちで、下地処理の中身までは確認しづらいものです。埼玉県戸田市を拠点とする屋根・外壁の塗り替え塗装専門店美増は、この下地の状態確認と作業内容の説明を重視しています。
次のような希望を持つ方に向いています。
下地の状態を確認したうえで塗装したい
ケレンの種類や範囲を事前に知りたい
作業内容の説明を受けてから依頼したい
塗装後に「どんな下処理をしたのか分からない」と不安になる方は少なくありません。作業の前提を共有してもらえると、仕上がりへの納得感が変わってきます。
6.2 無料診断でケレンが必要な状態を確認できる点
ケレンの種類は、実際の下地を見なければ判断できません。美増では、屋根・外壁の無料診断で下地の状態を確認し、どの程度の処理が必要かを見極めます。
サビや旧塗膜の程度を把握したうえで、塗装前の見通しを立てられます。
自宅の外壁が4種で足りるのか、鉄部に2種・3種相当の処理が要るのかは、素人目には分かりにくいものです。診断で現状を確認できると、種類選びや費用の見当がつけやすくなります。
劣化を放置するほど、必要なケレンの手間は増えがちです。気になる段階で一度状態を確認しておくと、あわてて大がかりな補修に踏み切る事態を避けやすくなります。
6.3 相談や見積もりを検討する際の補足
塗装やケレンの相談は、無料見積もりの段階から始められます。美増は地域密着で相談を受け付けており、下地の状態や気になる劣化について確認できます。いきなり契約ではなく、まず状態を知りたいという段階からでも進められます。
戸田市や蕨地域で塗り替えを検討している方は、複数社を比べるなかの一社として相談してみる進め方もあります。診断や見積もりの内容を見比べることで、ケレンへの対応方針も判断しやすくなります。
外壁や屋根の劣化は、少しずつ進みます。気になった時点で相談しておくと、時期や費用の計画を立てやすくなります。
7. まとめ:ケレンの種類を理解して塗装の相談を進めよう
ケレンは、塗料の密着を左右する下地調整で、塗装の仕上がりと持ちを支える工程です。劣化の程度に応じて1種から4種に分かれ、住宅では3種と4種が中心になります。使う工具や除去率、費用も種類によって変わります。
見積書でケレンの種類と範囲が明記されているか、下地の状態に見合った処理が選ばれているかは、業者選びの判断材料になります。金額だけでなく、下処理の内容にも目を向けておくと、塗り替え後の満足度が変わってきます。
まずは自宅の下地がどの状態にあるかを知ることが第一歩です。埼玉県戸田市で外壁・屋根の塗り替えを検討している方は、無料診断を活用して現状を確認し、ケレンの種類を踏まえた塗装の相談を進めてみてください。
ケレンの種類で迷う前に|戸田市の塗装専門店 美増の無料診断
美増は埼玉県戸田市を拠点とする屋根・外壁の塗り替え塗装専門店で、無料診断によって下地の状態を確認し、必要なケレンの種類まで見極めます。いきなり契約ではなく、まず現状を知りたいという段階から、無料見積もりとあわせて相談できます。
気になった今の段階で、一度ご自宅の下地を確認してみてはいかがでしょうか。



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